変形性股関節症

変形性股関節は、股関節の関節軟骨や骨が傷んでしまうことによって、股関節の痛みや動かしにくさを引き起こす病気です。

大きく2つに分けられており、

1. 加齢や関節の使い過ぎによる1次性変形性股関節症
2. 他の病気が原因の2次性変形性股関節症

 

初期症状として、立ち上がりや歩きはじめでの股関節の痛みが挙げられ、進行すると階段昇降に支障をきたしたり、夜間痛（寝ているときの痛み）が出てきたりします。

 

他にも姿勢が悪くなることでお尻や膝の上の痛みや動きの制限、筋力が弱くなってしまったり、重量物作業や長時間の立ち仕事などの職業や肥満などが発症の危険因子です。

最近の高齢化が進んでいて、明らかな原因となる病気がなくても年齢とともに股関節のクッションの役目を担う軟骨が傷んで発症する方が増えています。

 

変形性股関節症の多くの方が、女性です。お産を経験し、骨盤が開いてしまった状態で生活をしていることから影響を受けるとされています。

そのため、発症年齢も40代以降に多いというのも特徴の一つです。

 

また、姿勢の悪さも痛みの原因となります。

加齢などにともない体幹や股関節の筋力が低下し、猫背となり骨盤が後ろに傾くことで股関節の被りが浅くなり変形に繋がります。

その結果、腰は本来のS字カーブが減少することもあります。

 

生まれつき股関節の被りが浅いと腰を反り、骨盤を前に倒すことで股関節の被りを深くするように補う姿勢が多いです。

その結果腰の動きが硬くなることもあります。

 

 

 

股関節が痛いからといって動かさないでいると、ますます筋肉が衰えて、さらに痛むという悪循環に陥ってしまいます。適度な運動を心がけましょう。

当院のジムでは膝の痛みを抱えた方でも利用できるHogrel®マシンを導入しております。常駐のトレーナーが正しい動きの運動指導をしていきます。

無料体験も行っているのでぜひご興味があればお問い合わせください。

 

 

日常生活では、足の爪切りがやりにくくなったり、靴下が履きにくくなったり、しゃがみ込むことが難しくなり和式トイレの使用や正座が困難になります。

また長い時間立ったり歩いたりすることがつらくなりますので、台所作業などの家事動作に支障を来たします。階段や車・バスの乗り降りも手すりが必要になる場合もあります。

 

主に姿勢のゆがみや運動不足による筋肉、関節の硬さによって骨格にゆがみが出ることで痛みが出ています。