ふともも肉離れ

肉離れとは、筋肉（筋繊維）が部分的または完全に断裂してしまった状態の事をいいます。

特にスポーツ競技などの急激な運動中に起こりやすく、よく起こりやすい部位として太ももやふくらはぎが挙げられます。

 

 

スポーツ競技でのダッシュや切り返し動作、ジャンプなどの筋肉が急激に収縮した際に起こります。特に準備運動などをせず、筋肉が硬い状態で運動をすると筋繊維の伸び縮みがスムーズに行えず肉離れを引き起こしやすいです。

 

姿勢が悪いことにより筋肉の硬さが出てしまい伸び縮みがスムーズに行えず肉離れを起こすこともあります。

 

肉離れを起こしやすい姿勢

・反り腰

反り腰になっていると骨盤が前傾（前に傾いてる状態）します。

骨盤が前傾になることでもも裏の筋肉が常に引っ張られて筋肉の硬さに繋がっていきます。

筋肉の硬さからスムーズな収縮ができず肉離れを引き起こします。

 

・円背

円背姿勢では骨盤が後傾（後ろに傾いている）します。

骨盤が後傾することでもも前の筋肉が常に引っ張られて筋肉の硬さに繋がっていきます。

筋肉の硬さからスムーズな収縮ができず肉離れを引き起こします。

 

・つま先荷重

つま先に体重がかかるということは身体全体が前傾姿勢になっています。

前傾姿勢になることでふくらはぎ、太ももの裏が常に突っ張っている状態となり慢性的にその姿勢が続くことで筋肉の硬さに繋がっていきます。　

筋肉の硬さが出るとスムーズな収縮ができず肉離れを引き起こしてしまいます。

 

筋肉の硬さを治すだけでなく、姿勢を変化させないともう一度痛めてしまうリスクがあります。

 

 

肉離れには軽度～重度まで幅広い症状があり、それぞれ異なります。

肉離れ｜軽度

• 筋肉の中から出血して痛みがある状態
• 痛みを感じるものの動くことはできる
• ストレッチをすると痛みがある
• 筋肉を押すと痛みが有る

肉離れ｜中度

• 筋繊維部が部分的に断裂している状態
• 内出血を伴い紫色になっている
• ストレッチができないほど痛みがある
• 日常生活の動作時ができないほど痛みがある

肉離れ｜重度

• 筋繊維が完全に断裂している状態
• 痛めた場所に凹みや強い内出血が起きている
• 歩くことができない
• 安静にしていても痛みがある